シラバス - 日本文学A(2)
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 日本文学A(2)
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- 担当者名Instructor
- 長谷川 薫
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 1-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜1時限
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 備考Remarks
- 日本文学(2)
使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
日本文学の根幹とも言われる古典和歌、特に恋の歌について学び、理解することで、当時の言語、物、心についての意識にせまる。さらにそこから今日のあり方を逆照射するきっかけとしたい。
授業の概要Method of Instruction
Ⅰ 設定したテーマに適当な歌を取り上げて、以下の3点を中心として古典和歌の「恋」の表現性について検討する。
① どのような歌詞があり、どのような意味で使われ、どのような働きをしているか。
② ①をふまえると、その詞を使った歌はどのように解釈されるか。
③ なぜその詞が使われたのか。
Ⅱ とりあげた歌からテーマに応じた問題設定を行い、その解決を試みる。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
複数回にまたがってテーマの講義が行われる場合、継続してレジメを持ってくること。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- テーマ1 恋の歌はどのようにして恋の歌ととらえられているのか
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- 2回目Session 2
- テーマ2 恋の歌詞①「恋」の字を直接持つ詞「恋の病」
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- 3回目Session 3
- テーマ2 恋の歌詞②「恋」の字を直接持つ詞「恋の奴」
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- 4回目Session 4
- テーマ3 古今集の恋の歌
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- 5回目Session 5
- テーマ4 後撰集の恋の歌
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- 6回目Session 6
- テーマ5 物と名と表現①獣に寄する恋の歌
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- 7回目Session 7
- テーマ5 物と名と表現①獣に寄する恋の歌
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- 8回目Session 8
- テーマ6 物と名と表現②異名の恋の歌
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- 9回目Session 9
- テーマ6 物と名と表現②異名の恋の歌
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- 10回目Session 10
- テーマ7 評価されない恋の歌−「六百番歌合」顕昭の歌−
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- 11回目Session 11
- テーマ7 評価されない恋の歌−「六百番歌合」顕昭の歌−
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- 12回目Session 12
- テーマ8 恋の贈答歌
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- 13回目Session 13
- テーマ9 本説取りの恋の歌
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- 14回目Session 14
- テーマ10 本歌取りの恋の歌
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- 15回目Session 15
- 前期まとめ
教科書・テキストTextbooks
なし
参考書等References
必要に応じて適宜紹介する。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
期末レポート課題
「古典和歌における恋の表現」について
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
オンラインテキストでの課題に適宜コメントする。
成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method
提出レポートの評点に授業の出席、ミニレポートの評点を加えて、総合的に評価する。
履修上の注意Other Course Information
レポートを必ず提出すること。