シラバス - 発達心理学I(1)

  • ナンバリングコードCode
  • 科目名Subject Name
    発達心理学I(1)
  • 担当者名Instructor
    鹿島 なつめ
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜2時限
  • 教室Classroom
    4-201
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience

授業の到達目標Objectives to be Attained

本授業の目的は、私たちが生きている生涯発達の過程を発達心理学の視点から理解し考察することである。また保育・教育に携わっていく人のために、特に胎児期、乳児期、幼児期、児童期、青年期までの発達についての基本的な知識を提示することである。

授業の概要Method of Instruction

 各発達段階ごとの特徴的な発達現象を学ぶとともに、それらの現象が発達の過程においていかなる意義を持つのかについて学ぶ。その中で人が「育つ」ことへの考察を深めたい。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

 授業で扱うテキストの該当箇所を通読しておくこと。
 できるだけ実際の子どもの姿と学習内容を照合し、立体的な理解を心掛けること。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1
    授業概要説明:発達心理学とは
  • 2回目Session 2
    赤ちゃんの戦略・発達とは?/遺伝と環境
  • 3回目Session 3
    胎児期の発達・親となること
  • 4回目Session 4
    身体運動発達について
  • 5回目Session 5
    ことばの発達について
  • 6回目Session 6
    対人ネットワークの形成・発達
  • 7回目Session 7
    子ども同士の人間関係
  • 8回目Session 8
    想像力ー象徴機能の発達
  • 9回目Session 9
    性格形成ーつくる/つくられる性格
  • 10回目Session 10
    「自分」とは?自己の発達について
  • 11回目Session 11
    しつけと期待という育児文化・発達と教育
  • 12回目Session 12
    知的であることの意味ー知能とその発達
  • 13回目Session 13
    生涯発達における大学生時代・青年期の発達
  • 14回目Session 14
    成人期以降の発達について
  • 15回目Session 15
    発達研究について

教科書・テキストTextbooks

柏木惠子・古澤頼雄・宮下孝広(著)『新版発達心理学への招待』(ミネルヴァ書房,2005)
その他適宜プリントを配布する。

参考書等References

柏木惠子(著)『子どもが育つ条件ー家族心理学から考える』(2008,岩波書店)
柏木惠子(著)『おとなが育つ条件ー発達心理学から考える』(2013,岩波書店)
その他適宜紹介する。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

対面授業、遠隔授業どちらの回も授業後の小レポートを課す。
授業のMoodle上の課題欄に提出すること。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

対面授業の際には授業内でできるだけフィードバックする。
あとは個別にはMoodle内の課題へのコメント欄で、全体に周知したい事柄についてはMoodleから受講者全体へのメールでフィードバックする。

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

各授業回後に提出する小レポート14回と期末レポートで評価する。

履修上の注意Other Course Information