シラバス - 韓国経済論
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 韓国経済論
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- 担当者名Instructor
- 深川 博史
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- 単位Credit
- 4
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 3-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜2時限/月曜1時限
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
日韓関係及び韓国経済のグローバル化を中心に学習します。日韓関係の学習は今後、社会人または経済人として、韓国経済に関わる際に必要な知識を身につけるとともに、日本と韓国の経済関係について説明可能になることを目標とします。韓国経済のグローバル化の学習は、グローバル化で日本に先行する韓国経済についての知識を身につけるとともに、韓国経済のグローバル化の特徴について説明可能になることを目標とします。
授業の概要Method of Instruction
日韓関係の学習には先ず歴史を知る必要があります。20世紀初めに日本に併合された韓国では植民地政策が実施され韓国の社会経済構造に大きな影響を与えました。授業ではその経過を学習していきます。
戦後の日韓関係は日韓基本条約から始まりました。請求権資金の導入、日本企業の進出、技術協力などです。その後の輸出指向型の経済発展は、韓国の対外輸出が対日輸入を誘発し、対日貿易赤字を累積させるという貿易不均衡の原因となりました。
韓国経済は輸出への依存度が高く、グローバル化が進展しています。輸出は相手国の市場開放にも依存しており、相手国に市場開放を求める韓国は、自国市場の開放に取り組んで来ました。日本はTPP交渉の際に、市場開放と国内産業保護が議論となりましたが、市場開放で先行する韓国は日本に様々な示唆を与えてくれます。
授業は、パワーポイントにより説明し、ファイルをMoodleにアップロードしていきます。授業内容の理解を深めるために、ミニレポートを提出して頂く予定です。
尚、本授業は、一部回数を遠隔で実施します。遠隔授業の実施スケジュールについては、Moodleを通じてお知らせします。遠隔授業の方法は、課題研究型と同時双方向テレビ会議システムの予定です。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
毎回の授業は、前回までの授業の理解が前提となります。授業の前に、前回授業のMoodle資料を復習し、十分な理解に努めておいて下さい。授業後には、その日の授業のポイントを整理しておいて下さい。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- イントロダクション
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- 2回目Session 2
- 韓国の国土構造と歴史背景
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- 3回目Session 3
- 日韓併合前後の世界経済
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- 4回目Session 4
- 日韓併合前後の日本経済
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- 5回目Session 5
- 1910年代の土地調査事業
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- 6回目Session 6
- 1920年代の産米増殖計画
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- 7回目Session 7
- 1930年代の北部の工業化
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- 8回目Session 8
- 植民地地主制
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- 9回目Session 9
- 1950年代の農地改革と朝鮮戦争
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- 10回目Session 10
- 米国の対韓援助政策の展開
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- 11回目Session 11
- 経済開発5カ年計画の推進
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- 12回目Session 12
- 1960年代の外資導入と工業化
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- 13回目Session 13
- 1970年代のオイルショックと重化学工業化
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- 14回目Session 14
- 浦項製鉄所建設における日本の技術協力
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- 15回目Session 15
- 前半のまとめ
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- 16回目Session 16
- 1980年代の五輪開催と民主化
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- 17回目Session 17
- 1990年代のUR交渉妥結
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- 18回目Session 18
- 1990年代の市場開放対策
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- 19回目Session 19
- アジア経済危機と対外政策の転換
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- 20回目Session 20
- WTO交渉と国内対策
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- 21回目Session 21
- 日韓FTA交渉と貿易構造
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- 22回目Session 22
- 米韓FTA締結とその背景
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- 23回目Session 23
- 中韓FTAと産業競争力
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- 24回目Session 24
- 産業技術革新と技術風土
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- 25回目Session 25
- 日米企業へのキャッチアップ
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- 26回目Session 26
- 韓国企業の行動と財閥
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- 27回目Session 27
- 韓国企業の経営的特質
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- 28回目Session 28
- サムスン等の世界企業出現の背景と成長戦略
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- 29回目Session 29
- Covid19感染拡大下の日韓経済
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- 30回目Session 30
- 後半のまとめ
教科書・テキストTextbooks
教科書は使いません。パワーポイント資料を、Moodleにアップロードしていきます。
参考書等References
深川博史監訳『韓国経済発展のダイナミズム』法政大学出版局。深川博史著『市場開放下の韓国農業』九州大学出版会。安倍誠・金都亨編『日韓関係史 1965-2015 経済』東京大学出版会。木村光彦著『日本統治下の朝鮮 - 統計と実証研究は何を語るか』中央公論新社、高安雄一『解説 韓国経済』学文社、など。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
1)通常授業においてミニレポートを提出する。2)課題研究型の遠隔授業において課題を提出する。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
ミニレポートおよび提出課題についてコメントを行う。
成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method
ミニレポート30%、遠隔授業のMoodle課題30%、期末試験40%の予定。
履修上の注意Other Course Information
韓国経済に関するメディアの報道にできるだけ接して、その理解に努めておくようにしてください。
成績評価、授業方法、授業スケジュールなど、授業に関する重要な情報は、Moodleを通じて知らせますので、毎週、Moodleを確認するようにして下さい。