シラバス - 経済政策I

  • 科目名Subject Name
    経済政策I
  • 担当者名Instructor
    三宅 伸治
  • 単位Credit
    4
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Term
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜1時限/水曜1時限
  • 教室Classroom
    ダミー教室
  • 備考Notice
    経済政策

    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience

授業の到達目標Objectives to be Attained

本講義では,経済学科・国際経済学科の専攻科目として経済政策の制度的側面および経済政策の理論分析を説明することにより,現代社会を生き抜く力の基礎となる経済学の基本的知識と思考法を身につけることを目標にします.この科目を学修することにより,

(1) 政府支出の増減・各種税率の変更・オペレーションの実施など,ニュース等で見聞きする経済政策について理解できるようになります.
(2) ミクロ経済学の基礎的な経済モデルを使用して経済政策の意義を理解できるようになります.
(3) マクロ経済学の基礎的な道具を使用して経済政策の意義を理解できるようになります.

授業の概要Method of Instruction

この講義では,三つのアプローチにより経済政策を考えます.一つ目は現実の制度的側面の解説を通じて経済政策を考えます.二つ目はミクロ経済モデルを使用して,経済政策により資源配分の効率性を改善する可能性について考えます(余剰分析).三つめはマクロ経済モデルを使用して,景気変動に対してどのような経済政策が有効であるかという問題を考えます.公務員試験をはじめ,各種資格試験の準備にもなると思います.
制度的側面の解説については,スライドを使用し,政府や日銀のWebページ資料,新聞記事なども適宜参照しながら解説します.理論モデルについては,主に板書を使用して授業を進めます.それぞれの理論モデルが,現実のどの側面を捉えようとしているかを見失わないように注意しつつ解説します.経済モデルの解説といっても,グラフを用いた説明が中心で,数学的な操作は多くありません(簡単な方程式を解く程度).

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

・本科目は講義科目です.授業回ごとに3時間相当の自主学習が必要です.

・予習(90分) 事前に進む範囲を指定するので,必ず予習としてその箇所に目を通し,疑問点を確認しておいてください.その疑問点の解決を念頭において講義を聞いてください.

・復習(90分) 理論モデルについては自分で最初からグラフを描いてみるなどの復習をしてください.講義終了後もわからない箇所があれば,教科書やノートを復習する,友人と話してみる,教員に質問するなどして解決するようにしてください.オンラインのミニテスト(Toqlla)に取り組む,Moodleにアップロードされる資料を確認することも必要です.

授業計画(各回の授業内容)Class outline

  • 1回目Session 1
    政府に期待される機能
  • 2回目Session 2
    GDP,物価指数,失業率
  • 3回目Session 3
    海外との取引:為替レートと国際収支表
  • 4回目Session 4
    景気の変動:各種統計を読む
  • 5回目Session 5
    中央銀行と日本の金融システム
  • 6回目Session 6
    量的緩和政策
  • 7回目Session 7
    財政入門(一般会計)
  • 8回目Session 8
    社会保障制度の基礎(年金と医療を中心に)
  • 9回目Session 9
    財政赤字と国債累積問題
  • 10回目Session 10
    インフレとデフレ
  • 11回目Session 11
    45度線のモデルと有効需要の原理
  • 12回目Session 12
    IS-LMモデルの解説
  • 13回目Session 13
    IS-LMモデルと経済政策
  • 14回目Session 14
    為替レートと国際収支
  • 15回目Session 15
    マンデルフレミングモデル
  • 16回目Session 16
    AD-ASモデルと経済政策
  • 17回目Session 17
    予備日
  • 18回目Session 18
    ミクロ経済学の復習
  • 19回目Session 19
    市場均衡と効率性
  • 20回目Session 20
    完全競争市場における政府の介入(1):税・補助金政策
  • 21回目Session 21
    完全競争市場における政府の介入(2):国際貿易
  • 22回目Session 22
    市場の失敗(1):独占とその問題点
  • 23回目Session 23
    市場の失敗(2):自然独占と規制
  • 24回目Session 24
    市場の失敗(3):外部性
  • 25回目Session 25
    市場の失敗(4):公共財の最適供給
  • 26回目Session 26
    市場の失敗(5):情報の非対称性
  • 27回目Session 27
    所得格差(1):いくつかの基準
  • 28回目Session 28
    所得格差(2):負の所得税とベーシックインカム
  • 29回目Session 29
    効率性と公平性のトレードオフ
  • 30回目Session 30
    予備日

教科書・テキストTextbooks

後日お知らせします.

参考書等References

講義中に紹介します.

課題の種類・内容Homework, Exercises, etc.

学習内容を理解しているかどうかを確認するために練習問題を解くことは良い方法です.本講義では2種類の練習問題を課します.

1.Toqllaによる授業で学んだ基本事項の確認.Toqllaとはオンラインのテストシステムです.Toqllaの使用方法については授業中に説明します.

2. 公務員試験の過去問.中級のマクロ経済学の内容の一部は公務員試験でも出題されます.授業で一つの章が終わるごとに問題をMoodleにアップロードします(トピックスによっては対応する過去問が無いこともあります).

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

1. Toqllaのテストについては,答案提出後,すぐに正答を確認できます.
2.公務員試験の過去問の解答は,一定期間後にMoodleにアップロードします.

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

70点満点の定期試験の結果にToqllaの結果を加算して評価します.Toqllaのテストは授業の復習のような簡単な問題で,各自で取り組んでもらいます.また,何度でも受験できます.Toqllaの得点を30点満点に換算し,更に,定期試験の得点率を掛けて加算分を算出します.評価方法については第1回目の授業で詳しく解説します.

履修上の注意Other Comments

他の分野と同様,積み重ねが重要です.遅刻や欠席は,理解に支障を来す可能性があります.1回目の授業で,定期試験について詳しく説明します. Moodleに講義情報を掲載しています.履修者に限らず,誰でも閲覧できるようになっています.

(向学相談)
[質問方法]とくに定めません.
[時間]授業終了後