シラバス - ベンチャー企業論
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- ベンチャー企業論
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- 担当者名Instructor
- 宮本 琢也
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 金曜4時限
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- 教室Classroom
- ダミー教室
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
(1)ベンチャービジネスの歴史的背景に加え,中小企業白書の情報を整理しながら,ベンチャービジネスの現状について体系的に関連づける。
(2)学んだ理論やフレームワークを使って,具体的事例や組織現象を解釈する。
(3)新しい事業を構想する際のプロセスに関する知識を,各事例に適用する。
授業の概要Course Overview
本講義の概要は,「企業(事業)を立ち上げ,展開していくプロセスを学ぶ」と言うことになります。
歴史的にみると,これまで日本にはベンチャーブームは4回程ありました。そして,現在の名だたる大企業も,そのルーツをたどっていけば,創業期にはベンチャー企業だったわけです。このように考えると,ベンチャービジネスは,意外にも身近な存在だと言えます。
また,将来自ら起業するという目的に限らず,ベンチャー企業で働く,あるいは通常の企業で働きながらも新規事業の立ち上げにかかわる仕事をする,ベンチャービジネスをサポートする金融関連の業務に携わるなど,色々な場面でベンチャービジネスに関する知識が問われる可能性があります。加えて,新しい事業を構想する力は,どのようなキャリアを歩むにせよ,必要とされる能力です。
以上のような背景で,起業のプロセスを理解しつつ,その周辺的なトピックへの理解を進めるように各セッションを配置しています。
なお,本講義は,授業の一部を遠隔で実施する可能性があります。現時点では,本講義が割り当てられている金曜授業が,変則的に別の曜日に入れ替わっている回と,休講・補講に該当する日があった場合を想定しています。いずれも,主にMoodle等を用いたオンデマンド型の予定です。もちろん,パンデミックの状況次第では,遠隔授業の比重が大きくなるかもしれません(大学の基準に従って判断します)。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
本講義は,講義科目である。毎回の授業において,2コマ相当の自主学習が求められる。
事前には,講義内容がどのようなテーマなのか,シラバスに記載しているテーマについて大まかに把握しておく(1割)。事後学習としては,毎回のように新しい概念が出てくるため,頭に定着するように復習したり,「中小企業白書」などの資料を読んでおくこと,また,ケーススタディ等のレポート課題に対処しておくこと(9割)。なお,中小企業白書は,多くは中小企業庁のホームページでも閲覧できますが,紙媒体のものが図書館に所蔵されています。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- ベンチャービジネスを学ぶ意義
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- 2回目Session 2
- ベンチャービジネスと企業戦略との関係性
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- 3回目Session 3
- 社会起業家
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- 4回目Session 4
- ベンチャーブームと起業家の育成
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- 5回目Session 5
- イノベーションのマネジメント
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- 6回目Session 6
- ベンチャービジネスのスタートアップ期(1):起業家の実像や傾向について
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- 7回目Session 7
- ベンチャービジネスのスタートアップ期(2):ビジネスモデル
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- 8回目Session 8
- ベンチャービジネスの成長期(1):キャズム理論
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- 9回目Session 9
- ベンチャービジネスの成長期(2):魔の川,死の谷,ダーウィンの海
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- 10回目Session 10
- ベンチャービジネスのエコシステム(1):エンジェル投資家とベンチャーキャピタル
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- 11回目Session 11
- ベンチャービジネスのエコシステム(2):クラウドファンディング,M&A
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- 12回目Session 12
- ケーススタディ(1):ビジネスモデルを中心に
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- 13回目Session 13
- ケーススタディ(2):サービス業におけるイノベーション
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- 14回目Session 14
- ケーススタディ(3):福岡市の創業支援など
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- 15回目Session 15
- 事業計画書の作成法と資金調達
教科書・テキストTextbooks
必要に応じて,その都度指示する。
参考書等References
図書館に所蔵する参考文献などを,必要に応じて,その都度指示する。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
成績評価の方法・規準Evaluation Criteria/Method
・平常点(学習状況やミニペーパー):10%。
・中間レポート(ケーススタディ1〜3):30%。
・期末テスト:60%。
履修上の注意Other Course Information