シラバス - 管理会計論I
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- ナンバリングコードCode
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- 科目名Subject Name
- 管理会計論I
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- 担当者名Instructor
- 森光 高大
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- 単位Credit
- 2
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- 履修年次Standard Year for Registration
- 2-4
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- 学期Semester
- 前期
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- クラスClass
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- 曜限Day/Period
- 月曜1時限
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- 教室Classroom
- 2-505
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- 備考Remarks
- 使用言語:日本語
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- 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience
授業の到達目標Objectives to be Attained
管理会計論Ⅰでは、受講者が管理会計の基本的な性格、意義、実社会での用途を正しく認識し、経営、会計、財務の領域にまたがる知識を修養することを目的とします。特に業績管理会計を中心とし、組織のマネジメントのためには会計情報が利用されること、またそのときに必要となる情報には、財務情報だけでなく、非財務情報まで含まれることを学習します。
授業の概要Method of Instruction
まず、管理会計についての全体像を把握するために管理会計の体系、管理会計の概念について説明します。次に、企業外部からも確認可能な財務分析によって、問題発見のための会計についてみていきます。その後、企業の短期利益計画で用いられるCVP分析を学習し、業績管理会計の根幹となる予算管理制度について説明します。加えて、非財務指標を含む、多面的な業績評価についても学習を行います。
事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)
事前学習としては、指示したテキスト等の箇所を必ず読んだ上で授業に臨んでください。また、授業後は次の授業までに内容を復習し、講義内で扱った問題等もしっかり理解しておいてください。
授業計画(各回の授業内容)Course Outline
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- 1回目Session 1
- 管理会計の基礎知識(1):管理会計の意義と社会的要請、財務会計との異同
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- 2回目Session 2
- 問題発見のための会計(1):会計の基本的な構造
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- 3回目Session 3
- 問題発見のための会計(2):財務分析の基礎と実践
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- 4回目Session 4
- 管理会計の体系と原価の諸概念
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- 5回目Session 5
- 短期利益計画(1):変動費・固定費とCVP分析
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- 6回目Session 6
- 短期利益計画(2):利益改善施策、経営レバレッジ
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- 7回目Session 7
- 小テスト
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- 8回目Session 8
- 予算管理概説:予算管理の意義、予算の類型
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- 9回目Session 9
- 予算編成と予算統制:業績評価システムと組織構造
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- 10回目Session 10
- 予算差異分析:予算によるコントロールと会計処理
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- 11回目Session 11
- 責任会計:組織の分権化と業績管理
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- 12回目Session 12
- 責任会計:責任会計制度と事業部制
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- 13回目Session 13
- 戦略遂行のための管理会計:経営戦略に沿った組織のマネジメントと管理会計
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- 14回目Session 14
- バランスト・スコアカード:多次元での業績評価と戦略マップ
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- 15回目Session 15
- 総括:半期のまとめ
教科書・テキストTextbooks
谷武幸編著『エッセンシャル管理会計(第3版)』中央経済社、2013年
および講義内で資料を配布します。
参考書等References
講義内で適宜、追加資料を配布します。
課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.
講義内容に関連して、論述・計算等の課題を課すことがあります。
課題に対するフィードバックの方法Feedback Method
課題の解説についても、講義内で扱うものとします。
成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method
小テスト(20%)、レポート等の平常点(10%)、学期末の試験(70%)によって評価を行います。
履修上の注意Other Course Information
指示をした際には、電卓を持参してください(スマートフォンの電卓機能は不可)。
管理会計論Ⅱも併せて履修すると、管理会計を体系的に学習できます。