シラバス - ビジネスデータ管理演習 I

  • ナンバリングコードCode
  • 科目名Subject Name
    ビジネスデータ管理演習 I
  • 担当者名Instructor
    史 一華
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    2-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜3時限
  • 教室Classroom
    PC教室6
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience

授業の到達目標Objectives to be Attained

情報化社会の進展につれ,日々増大するデータを効率的に管理・活用することは益々重要となってきている。本講義は、企業オフィス現場で最もよく利用されているデータベースソフトAccessを用いて、企業現場でのデータベースシステムの構築法の習得を目標とする。主なテーマは、「オフィス現場での情報活用の重要性の解説」と、「顧客情報管理システムの構築実習によるシステム設計の実技の習得」の2つである

授業の概要Method of Instruction

講義の形態としては,講義と実習を交互に行う。具体的には,ビジネス現場でのデータ管理とシステム拡張の重要性を説明した上で、オフィス現場で実用的なデータ管理システムの制作実習を行い、パソコン上で情報システムの構築・公開・連携を体験する。
本授業は、一部回数(全授業回数の半数未満に収まる範囲)を遠隔で実施する(履修者には Moodle 等で別途詳細を連絡)。ただし、講義ではWindowsのOfficeにあるAccessというデータベースソフトを使うので、遠隔講義を受けるにはWindowsパソコンが必要である。Officeは大学のライセンスでネットからダウンロードしインストールことができる。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

講義のe-Learningシステムで、講義テキスト・スライドなどを提供している。講義を受ける前に必要な資料を印刷して、講義の予習・聴講・復習で活用すること。 

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1
    ビジネス環境の変化と情報システムの関係
  • 2回目Session 2
    データベース入門
  • 3回目Session 3
    システム設計の手順と注意点、制作実習の目的と狙い
  • 4回目Session 4
    Accessの基本操作と利用環境
  • 5回目Session 5
    データベースの正規化とその役割:表の作成とリレーションシップの設定
  • 6回目Session 6
    データの利用方法(問合せとビュー):多様なクエリの作成方法
  • 7回目Session 7
    データの整理と分析:業務レポートの作成、データ分析クエリの作成
  • 8回目Session 8
    オンラインデータ処理:フォーム画面の作成
  • 9回目Session 9
    オンラインデータ処理:サブフォームとの連携
  • 10回目Session 10
    現場のビジネスシーンの実現、データの総合利用による効率化
  • 11回目Session 11
    システム化作業とその公開:メニューの作成と起動設定
  • 12回目Session 12
    基幹データベースとの連携(1):簡単な検索のSQL命令
  • 13回目Session 13
    基幹データベースとの連携(2):集計や整列のSQL命令
  • 14回目Session 14
    基幹データベースとの連携(3):結合とViewの活用
  • 15回目Session 15
    まとめ

教科書・テキストTextbooks

講義で利用する教材と補足資料はeラーニングシステム上で配布する。
もっと深く勉強したい学生には、より詳細な市販の教科書やHPを紹介する。

参考書等References

講義時、内容に応じて指定する。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

課題1.講義の実習で作成する顧客管理システム。課題2.自作システム図書館管理システム。課題3.SQL言語演習課題

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

小テストで課題の理解を確認すると共に、講義で解説する。

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

課題と小テストなどにより総合的に評価する。

履修上の注意Other Course Information

情報処理センター提供の「情報活用基礎」を履修しておくことが望ましい。
この科目は別登録科目のため、履修手続きの際、掲示板を確認のうえ、必要手続きを行うこと。