シラバス - 精神保健福祉論II

  • ナンバリングコードCode
  • 科目名Subject Name
    精神保健福祉論II
  • 担当者名Instructor
    中村 秀郷(実務家)
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    3-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜2時限
  • 教室Classroom
    2-510
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience

授業の到達目標Objectives to be Attained

1.精神障害者の相談援助活動と法(精神保健福祉法)との関わりについて理解する。
2.精神障害者の支援に関連する制度及び福祉サービスの知識と支援内容について理解する。
3.精神障害者の支援において係わる施設、団体、関連機関等について理解する。
4.更生保護制度と医療観察法について理解する。
5.社会資源の調整・開発に係わる社会調査の概要と活用について基礎的な知識を理解する。
 精神保健福祉論Ⅱでは上記のうち主に1、2を中心とする。

*この授業は、「実務経験のある教員による授業科目」である。
 精神保健福祉士として実務経験を積んだ教員が、精神保健福祉の現場で培った技能と知見に基づいて精神保健福祉士としての実際的な業務などに必要な価値・技術・知識を教授する。
 本授業は、一部回数(全授業回数の半数未満に収まる範囲)を遠隔で実施する場合がある(履修者にはMoodle等で別途詳細を連絡)。なお、遠隔授業を行う回は、主にMoodle及び電子メールを用いたオンデマンド型コース又は録画した授業動画を配信する形とする。

授業の概要Method of Instruction

 精神保健福祉論Ⅱは、精神保健福祉に関する制度やサービスの全体像と変遷、精神障害者を取り巻く主要な法律と施策の概要、精神障害者に関連する社会保障の概要等について理解を深めていく。本科目は、テキストに沿って基本的事項の解説及び精神保健福祉に関する制度とサービスをイメージできるように視聴覚教材、補助資料を用いて実務や事例の紹介等を行う。また、受講生参加型の時間を設け、学んだことを活かす力を養うためのグループ討議(=アクティブラーニング)を行う。(*実務家教員担当科目)

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

予習:テキストの該当範囲に目を通しておく。
復習:講義内容を自分なりにまとめておく。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1
    オリエンテーション・社会保障全体からみた精神保健福祉に関する制度とサービス(1)
  • 2回目Session 2
    社会保障全体からみた精神保健福祉に関する制度とサービス(2) 
  • 3回目Session 3
    精神保健福祉法制史(1):精神病者監護法、精神病院法、精神衛生法
  • 4回目Session 4
    精神保健福祉法制史(2):精神保健法、精神保健福祉法 
  • 5回目Session 5
    精神保健福祉法の構成
  • 6回目Session 6
    精神保健福祉法における精神保健福祉士の役割、精神保健福祉の動向
  • 7回目Session 7
    障害者基本法と精神障害者施策とのかかわり
  • 8回目Session 8
    障害者総合支援法における精神障害者の福祉サービス
  • 9回目Session 9
    精神障害者等を対象とした福祉施策・事業(1):アウトリーチ支援、自殺対策、認知症支援
  • 10回目Session 10
    精神障害者等を対象とした福祉施策・事業(2):ひきこもり、障害者等支援
  • 11回目Session 11
    精神障害者等を対象とした福祉施策・事業(3):アルコール・薬物依存支援
  • 12回目Session 12
    精神障害者に関連する社会保障制度の概要(1):精神障害者と社会保障制度,医療保険制度
  • 13回目Session 13
    精神障害者に関連する社会保障制度の概要(2):介護保険制度
  • 14回目Session 14
    精神障害者に関連する社会保障制度の概要(3):経済的支援に関する制度
  • 15回目Session 15
    全体のまとめ

教科書・テキストTextbooks

日本ソーシャルワーク教育学校連盟編『新・精神保健福祉士養成講座6 精神保健福祉に関する制度とサービス』、中央法規
*最新版を使用する。

参考書等References

適宜、授業の中で紹介する。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

授業の中で説明する。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

授業の中で説明する。

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

1.最終レポート(40%)、小レポート・リアクションペーパー等(30%)、授業への参加度(30%)で評価する。
2.「最終レポート」は「知識・理解」及び「思考・判断」の観点から、授業を通しての理解度の確認を行う。
3.「小レポート・リアクションペーパー等」はコメント内容などを総合的に評価する。
4.「授業への参加度」はグループディスカッション等を見て「関心・意欲・態度」の観点から到達度を見る。
5.単位修得には、原則として全授業回数の2/3以上の出席が必要である。

履修上の注意Other Course Information

1.本科目は精神保健福祉士指定履修科目である。
2.本科目はグループ討議等を随時行う。受講生には考え、発言する主体的な学習態度を求める。
3.本科目は視聴覚教材を随時活用する。状況によって各回の内容が前後することがある。