シラバス - 精神科リハビリテーション学I

  • ナンバリングコードCode
  • 科目名Subject Name
    精神科リハビリテーション学I
  • 担当者名Instructor
    山口 弘幸
  • 単位Credit
    2
  • 履修年次Standard Year for Registration
    3-4
  • 学期Semester
    前期
  • クラスClass
  • 曜限Day/Period
    月曜3時限
  • 教室Classroom
    1-309
  • 備考Remarks
    使用言語:日本語
  • 実務経験のある教員等による授業科目Taught by instructor(s) with practical experience

授業の到達目標Objectives to be Attained

1.精神医療の特性と精神障害者に対する支援の基本的な考え方について理解する。
2.精神科リハビリテーションの概念と構成及びチーム医療の一員としての精神保健福祉士の役割について理解する。
3.精神科リハビリテーションのプロセスと精神保健福祉士が行うリハビリテーションの知識と技術及び活用の方法について理解を深める。

授業の概要Method of Instruction

 疾病と障害を併せ持つ精神障害のある方々が、地域で自立した生活を営むためには、治療や福祉的支援のみならず、精神科リハビリテーションに関する歴史・思想・制度・プログラム・各種技術などを理解し、希望やニーズに応じて体系的に展開していくことが重要である。本講義では、精神科リハビリテーションの支援の視点と方法を踏まえながら、精神保健医療福祉の歴史と動向、支援の基本的あり方、精神科リハビリテーションの概念と構成及びそのプロセスについて学習する。なお新型コロナの感染状況を勘案しつつ、遠隔授業を一部予定している。遠隔授業を行う回は、主にMoodle及び電子メールを用いたオンデマンド型コースとします。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

 予習:毎講義ごとに指示する教科書の章立てを読み、理解しておく(5割)。
 復習:講義終了後活用した教科書及びレジュメを読み、理解しておく(5割)。

  ※ 予習復習併せて各回2コマ相当の授業時間外学習を要する。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

  • 1回目Session 1
    オリエンテーション:精神障害リハビリテーションとソーシャルワーク
  • 2回目Session 2
    精神障害者支援の理念と価値
  • 3回目Session 3
    精神障害リハビリテーションにおける支援対象と精神障害者の人権
  • 4回目Session 4
    地域及びリカバリー概念を基盤としたリハビリテーションの意義
  • 5回目Session 5
    精神科リハビリテーションの概念
  • 6回目Session 6
    精神科リハビリテーションの理念、意義と基本原則
  • 7回目Session 7
    精神科リハビリテーションの構成と展開〈1〉:対象、精神保健福祉士の役割、多職種連携
  • 8回目Session 8
    精神科リハビリテーションの構成と展開〈2〉:リハビリテーション施設、関連機関
  • 9回目Session 9
    精神科リハビリテーションのプロセス〈1〉計画、評価
  • 10回目Session 10
    精神科リハビリテーションのプロセス〈2〉リハビリテーションの実際(病院)
  • 11回目Session 11
    精神科リハビリテーションのプロセス〈3〉リハビリテーションの実際(地域)
  • 12回目Session 12
    疾病の経過、ライフサイクルと精神科リハビリテーション
  • 13回目Session 13
    精神障害者の職業リハビリテーション
  • 14回目Session 14
    精神障害当事者や家族を主体としたリハビリテーション
  • 15回目Session 15
    まとめと振り返り

教科書・テキストTextbooks

日本ソーシャルワーク教育学校連盟編「精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ 第2版」(中央法規出版、2014年)

参考書等References

なし。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

講義内では理解をより深めるため、発表や議論等の時間を設ける。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

必要に応じて講義時間内に講評・解説の時間を設ける。

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

授業への参加状況、取り組み態度 10% 毎講義ごとの課題の取り組み 30% 
レポート(3回) 60%

履修上の注意Other Course Information

精神保健福祉士指定履修科目です。