シラバス － フランス語アトリエ(3)

授業の到達目標Objectives to be Attained

本講義では、フランス語専攻の専攻科目として、フランス語による総合的なコミュニケーション能力の育成を図るための一環として「書く」技能養成に重点を置き、「実用フランス語技能検定試験」2級およびDELF B1の取得を目指してテームの実践的訓練を行う。仏検準２級とDELF A2を獲得できる力を確実に身に付け、さらにステップ・アップしていくことを目標に文章作成課題に中心的に取り組み、フランス語の基礎的な運用力を創造的な表現活動へと発展させることを目指す。

授業の概要Method of Instruction

本講義では、下記のテキストを軸に、基本的な熟語表現や単語の用法を学びながら、テーム問題を集中的に訓練する。項目を２０に絞り、これまでに習った断片的な文法知識を総合的にまとめあげて、フランス語で文章を作成する力を身につけていく。適宜、実用フランス語技能検定やDELFの文章作成試験の問題を試して、自分の語学力をチェックしスキルの向上を図る。

事前・事後学習、時間等Study Required outside Class(Preparation, etc.)

毎回宿題としてテーム問題を課すので、必ず指定範囲の練習問題を解答して授業に臨むこと。３課終了ごとに小テストを実施するので各課の復習を怠らず、事前90分事後90分の学習を欠かさず行うこと。

授業計画(各回の授業内容)Course Outline

• 1回目Session 1

  テームの基本：動詞の使い方１：etre

• 2回目Session 2

  動詞の使い方１：avoir 　仏検問題１

• 3回目Session 3

  名詞と冠詞　DELF A2 production ecrite1

• 4回目Session 4

  小テスト１、仏検問題２、形容詞

• 5回目Session 5

  疑問表現

• 6回目Session 6

  否定表現 DELF A2 production ecrite2

• 7回目Session 7

  小テスト2、命令表現

• 8回目Session 8

  動詞の使い方3：faire とprendre

• 9回目Session 9

  目的語の人称代名詞

• 10回目Session 10

  小テスト3、仏検問題３、中性代名詞

• 11回目Session 11

  動詞の使い方4：自動詞と他動詞

• 12回目Session 12

  代名動詞、DELF A2 production ecrite3

• 13回目Session 13

  小テスト４、関係代名詞

• 14回目Session 14

  非人称構文

• 15回目Session 15

  論理関係を示す文章、小テスト5

教科書・テキストTextbooks

佐藤領時、久美子『A vous d'ecrire』白水社、2016年（教科書として使用）、仏検公式問題集（適宜プリント配布）、DELFA2問題集（適宜プリント配布）

参考書等References

西村牧夫『解説がくわしいフランス文法問題集』白水社、1999年、目黒士門『現代フランス広文典』（改訂版）白水社、2015年、DELF A2 Nouveau diplome, 200 activites、Klett Sprachen GmbH、2006年。

課題の種類・内容Homework, Assignments, etc.

小テストは前回までの学習事項の復習をベースに、まとまった単元が修了する毎に行う筆記試験である。

課題に対するフィードバックの方法Feedback Method

小テストに関しては毎回の授業時のほかにMoodleを通じて質問を受け付け、回答する。

成績評価の方法・基準Evaluation Criteria/Method

平常点（50％）と５回の小テスト（50％）による総合評価

履修上の注意Other Course Information

小テスト５回は必ず受験しなければならない。やむを得ぬ理由で追試を受ける場合は、当該テスト終了後1週間以内に受験すること。